以前から議会答弁などで言われていた市バスの全路線の2タッチ化・ポイント制度の導入。
いよいよ詳細が明らかになってきました。
市バス全路線2タッチ化へ
現在、市バスの多くの路線(いわゆる普通区・共同区)でICカード(ICOCA・PITAPA。敬老パス等)は降車時のみの1タッチになっていますが、これが2021年3月16日より近郊区と同様の乗車時・降車時ともにタッチの2タッチ化になります。
市バス・山陽バスポイント制度導入・バス磁気カード廃止へ
また、これと同時に神戸市バス・山陽バスはICOCAを対象にポイント制度を導入します。
令和3年4月からICOCAのチャージ額を利用して市バス・山陽バスにご乗車いただくと、1か月間(1日~末日)のご利用額に応じて翌月にポイントが貯まります。貯まったポイントは、市バス・山陽バスの乗車に1ポイント=1円として使えます。
以前より、市バス・山陽バスのバスカードは相互利用できますが(山陽バスカードは市バスは共同運行路線と名谷駅・朝霧駅発着路線のみ利用可)、このポイント制度も神戸市バス・山陽バス共同の制度になります。
ポイントの付与は以下の通りになります。
月ごとのカウントになるため、バスを利用する回数がそこまで頻繁でない人はやや損になるかなとは思われます。
因みに、PITAPAは従来より利用額割引があるのでこのポイント制度の対象外です。
これにともない、バスカード・磁気定期券(連絡定期券を除く)は2021年内に発行終了になります。
なお、乗り継ぎ割引の際の取り扱いがやや不便。
1乗車目にポイントを利用した際、2乗車目には乗り継ぎ割引が適用されませんので注意が必要です。
ICカードを使用し、1乗車目の降車から2乗車目の降車まで60分以内に連続して市バスを乗り継ぐ場合に、2乗車目の料金が最大210円割引となる市バスIC乗り継ぎ割引制度も併せて、ご利用いただけます(山陽バスご利用時は適用外)。
ただし、1乗車目に乗車料金よりも保有ポイントが上回っている場合には、ポイントから乗車料金を引き去ります。この場合、2乗車目の降車が60分以内であっても、乗継割引は適用されません。