市バスではポイントサービスなどが始まる一方、PITAPAはPITAPAで割引があったり、Uラインカードもあったりと中々複雑なところ
そこで、神戸市営地下鉄・市バスをお得に使うにはどういう手段がいいかを考えていこうと思います。
そもそも、種類を整理する
まずは、割引の種類を整理しましょう。言われてみれば、数が多い…
回数券(地下鉄のみ)
私鉄などでもおなじみの回数券 神戸市交では地下鉄のみに設定があります。
券種は普通・昼間割引・土休日割の3種類(有効期限3か月)
普通切符は10回分で11枚(割引率9.1%)
昼間割引(平日10時~16時・土休日は終日利用可)は5回分で6回分(割引率16.6%)
土休日割は(土休日で終日利用可)は5回分で7回分(割引率28.6%)
土休日割は土休日(+年末年始)でしか使えませんが、割引率も3割程度と大きいです。
市バス専用カード(2021年6月で発売終了)
市バス専用カードは大きく分けて普通verと昼間割引verの2種類 (両者 券種としては1000円分/2000円分があります)
普通カードは1000円で1100円分,2000円ので2200円分利用可能です。(割引率9.1%)
昼間割引カードは1000円で1300円分,2000円ので2600円分利用です。(割引率23%)
なお、昼間割引カードは降車時が9:30~16:00に利用可能です。これは土休も同様です。
また、市バスだけではなく山陽バス・神姫バスの一部路線(市バスとの共同運行路線)で利用可能です。
なお、この市バス専用カードは2021年6月末で発売終了 2022年3月末で利用終了となるのでご注意を。
Uラインカード
地下鉄・市バス両方で利用可能です。
1000円は額面のまま1000円分利用可能。3000円では3200円分利用可能(割引率6.3%)です。
なお、Uラインカードは地下鉄⇔市バスの乗り継ぎ割引が20円/回あります。
※谷上駅での利用時のみ自動改札機ではなく窓口での処理が必要
PiTaPaの利用額割引
PiTaPaの後払いを利用して月々の利用額に基づいた割引があります。
なお、地下鉄・北神線・市バス それぞれ別々に計算します。(北神急行の名残がここに…)
概ね地下鉄で1500円以上の利用と仮定して、割引率は5~11%程(※利用額5500円で割引率9%) 市バスで9~13.2%程度です。
クレジットカードが必要などの制約があります。
ICOCAポイントサービス(市バス・2021年4月スタート)
2021年4月より利用が開始する市バス・山陽バスで行われるポイントサービス
月額の利用金額が少なくても割引が受けられます。一方、昼間に2100円以上の利用だと、昼間割引の市バスカードを超える30%のポイントを受けれます。
ただ、乗り継ぎ割引の取り扱いがやや複雑
bengal103kobecity.hatenablog.com
ズバリ、こういう人にはこれがおすすめ
ICOCAポイントサービス
★昼間にバスを使うことが多い人(ただし、乗り継ぎ割引を使わない)
☆市バス・山陽バス 共用区を利用する人
これは、ポイントサービスが市バス・山陽バス合算で計算される一方、PiTaPaでは合算されないという違いが出るためです。(すなわち、PiTaPaでは市バス・山陽バスを別々に計算されてしまう)
PiTaPa ポストペイ割引
★特定の区間は利用しないがそこそこ地下鉄を利用する人
☆IC定期券を使いつつ、お得に使いたい人
★市バス乗り継ぎ割引を利用する人
☆市バスを(9:30~16:00を除いて)結構利用する人
でしょう。
地下鉄側ではICOCAのポイントサービス等がないことから、IC定期券と併用する場合にはPiTaPa一択となります。
また、市バス乗り継ぎ割引を利用する場合はこちらの方が単純です。
回数券
★地下鉄をそこそこ利用する人
(よほど使わない限りPiTaPaより回数券などの割引率の方がいいことから)
☆昼間・土休に地下鉄を利用する人
地下鉄は昼間・土休の割引がいいことから昼間・土休だけは回数券というのも十分ありかもしれません。(ただし、利用期限に注意を)
Uラインカード
★市バスと地下鉄を乗り継ぐ人
3000円のUラインカードで5回以上乗り継げばUラインカード自身の割引と乗り継ぎ割引で300円以上お得になります。(すなわち、終日の市バスカード・普通回数券より割引率が上になる)
市バス普通区IC定期券
☆毎日最低1往復は市バスに乗る人
★白川台の人(まさかの地区w)
これは4月より、普通区IC定期券で神姫バス快速38系統(神戸駅南口~白川台)も利用できるようになることからです。
普段、地下鉄も利用する人は地下鉄・市バス(普通区)連絡IC定期でも利用可能です。